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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ae-013 |
主題名:オリオン Orion |
【主題解説】 |
オリオンは、ギリシャ神話に登場するポセイドンの息子で、ボイオーティアで生まれの狩人で、死後オリオン座になっています。
○ キオス島での恋
彼は、キオス島を訪れ、そこのお姫様メロペを好きになり得意の狩りで仕留めた獲物を献上し、結婚の申し込みをしました。父親のオイノピオン王は、これを好ましく思わず、彼の死を望み、島のライオンを退治することを条件にしました。
しかしオリオンはこれをやってのけましたが、結婚をなかなか認めてくれなかったので、メロペを犯してしまい、父親オイノピオンに眼を潰されてしまいます。
彼は、リムノス島で太陽が海岸から上がる陽の光を見れば、再び目が見えるようになるとの神託を受け、そこで目の治療を行い視力を回復しました。
○ アルテミスとの恋
オリオンは、クレタ島に渡り、そこにいた狩猟の女神アルテミスとともに狩りをするうち二人は恋に落ちてしまいます。
しかしアルテミスの双子の兄アポロンは、アルテミスの処女性が失われることを危惧し、オリオンの元にサソリを放ちます。オリオンは、これに驚き、海に逃げ、頭だけを出して沖へと泳いでいきます。
それを見てアポロンは、沖へ泳ぐあの頭を射抜くことができるかとアルテミスに弓勝負を挑み、挑発に乗ったアルテミスが矢を放ち命中し、オリオンは恋人の手によって死んでしまいます。
これを悲しんだアルテミスは、ゼウスに願い夜空に召し上げてオリオン座にしてもらいましたが、宿敵さそり座もオリオン座から離れて配置されています。
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