インターネット美術館 【インターネット美術館・世界の名画】
このサイトでは西洋絵画史を簡単にご紹介させていただいております。
インターネット美術館資料室400-ad-031
主題名:エサウ  Esau
【主題解説】
 エサウは、旧約聖書に登場し、ヤコブと共にイサクとリベカの双子の息子で、弟のヤコブは、エサウの踵を掴んで産まれてきたと言われています。

 兄のエサウは、毛深く赤い肌で、粗野なのでハンターになり、弟ヤコブは、タム(Tam)とも言われ、それは完璧を意味するそうです。

〇長子権
 ある時、エサウがお腹を空かして狩りから帰ると、ヤコブが赤いポタージュを食べていた。
 エサウが、このポタージュを恵んでくれるようヤコブにお願いすると、長子権(一族の相続権)を譲ってくれるならとの条件を出してきたので、エサウはこれを了承し、ポタージュを得た。

〇イサクの祝福
 リベカは、ヤコブを可愛がっていたので、イサクの長子権の祝福をヤコブに受けさせようと、眼の弱っていたイサクを欺くため、ヤコブにエサウの振りをさせて祝福を受けさせた。

 これを知ったエサウはが怒りヤコブを殺そうとの謀議を知ったリベカは、ヤコブを叔父ラバンの元に隠れさせる。

〇エサウとヤコブの再会
 ヤコブは、仲直りのためエサウに贈り物を出したが、裕福になっていたエサウは、これを受け取らなかった。

 ヤコブは、かつての行動に対し謝らなかったが、エサウの前で頭を下げ、贈物を受け取るよう言ったので、エサウはヤコブを許してあげた。

 ヤコブは、ヤボック川畔での「天使との格闘」で、神から新しい名前としてイスラエルと名付けられていました。

  
関連絵画一覧 
フレデリック・ウォッツ ヨアヒム・ウテワール フランチェスコ・アイエツ
---------------------------------------------------------------------------
Copyright (C) 2005 Investassist all rights Reserved
inserted by FC2 system