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インターネット美術館資料室400-ad-029
主題名:エジプトの十の災い  The Plagues of Egypt
【主題解説】
 エジプトの十の災いは、旧約聖書の出エジプト記に登場し、エジプトにおいて奴隷のような迫害を受けていたユダヤの民を解放するよう神がファラオを説得するためもたらしたと言われています。
 この物語には、エジプトの神々を凌駕し、イスラエルの神が次の十の災いを起こします。

1 水を血に変え、水の生物を殺し、飲み水を無くす。
2 カエルを放ち、ファラオのベッド、台所、宮殿のみならず、国中をカエルで満たす。
3 モーゼの兄預言者アーロンに地面を杖で叩かせると国中にシラミが湧き上がる。
4 ハエと動物の群れがエジプト人だけに襲いかかる。これにより、ファラオはユダヤ人の自由を約束したが、異変が収まると約束は反故にされた。
5 馬、ロバ、ラクダ、牛、羊、山羊に病気を流行らせる。
6 ファラオの面前で、モーゼとアーロンに手いっぱいのススを宙に投げ曇らせ、国中の人や動物の腫物を破裂させた。
7 イスラエルの神はファラオに国民や家畜を建物に避難させるよう警告し、稲妻、雷、大雨、雹が降る大嵐を起こした。
8 地面が見えないほどの大量のバッタの群れが国中を襲う。
9 モーゼが空に手を伸ばすと暗闇となり、その暗闇は3日間続いた。
10 イスラエルの神がエジプトの空を駆け抜けると、ファラオの世継ぎをはじめ国中の人々の長男長女が死ぬ、動物の長子も死んだ。

  
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