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主題名:エレミヤ Jeremiah
【主題解説】
 エレミヤは、旧約聖書の3大預言書のひとつ「エレミヤ書」に登場する涙ぐむ預言者で、その名はヤハウェの讃美者という意味です。また列王記、哀歌なども弟子たちとまとめたと言われています。

 紀元前7世紀頃、マナセの大虐殺によるエルサレムの破壊が行われヨシア王が復興の改革を行っていましたが不十分で、彼の死後にユダヤの民は異教の神にすがるようになりました。

 このため主は、ユダヤの民が行った罪などを説いて廻るようエレミヤに召命をかけ、彼は一人っ子、弁舌の不得手などを理由に最初は断っていました。

 しかし、主が彼の口を触ると、異教崇拝の非難、司祭の傲慢さ、偽の預言者などについてイスラエル中を説教して廻りはじめました。

 彼が説教する主の言葉は、神の名を除き、彼の心に留め置くことはできず、次々と口から飛び出てしまうとのことです。

 エレミヤの説教に、アナトテ聖域の封鎖も入っていたため危機感を強めたアナトテ人が彼の殺害を謀議しました。

 この謀議は、主よりエレミヤに伝えられ、アナトテには大災害がもたらされました。

 偽の預言者は平和がやってくると説教しますが、エレミヤは全く正反対の預言を行いました。

 イスラエルの民がバビロニアやエジプトに連行されてしまうことを予言しました。

  
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