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【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ab-009 |
主題名:イオ Io |
【主題解説】 |
イオは、ゼウスの浮気相手の一人で、ペルセウス、ヘラクレス、カドモス、ミノス、リュンケウス、ダナオスなど多くの王たちのご先祖様です。(イオに関してもその説明に数ヴァージョンあります)
彼女は、アルゴスの女神ヘラ神殿で巫女を務めていましたが、ゼウスが彼女を見て欲情し、彼女は嫌がりゼウスの正妻ヘラの女神像の後ろに隠れます。ゼウスは、ばれないよう自分自身を牛に変身させ、これを知ったヘラはイオに変身したと言います。
結局、このだましあいは失敗し、激怒したヘラは、彼女を牛に変身させるようゼウスに請うて、彼女は牛になってしまいます。
それからヘラは、この牛にゼウスが近づかないようアルゴスという百の眼を持つ監視役をつけ、ゼウスは、ヘルメスを送り、この監視役を殺させイオを自由にさせてあげましたが牛のままにしておきました。
ヘラもこれを知り、イオを追いかける虻を送り、イオはこれから逃げる冒険の旅に出ました。ボスポラス海峡を過ぎ、コーカサスの岩に磔になっていたプロメテウスに出会い偉大な勇者たちの先祖になると言われました。
次にイオニア海を渡りエジプトへ行き、そこでゼウスに人間に戻してもらい、ゼウスとの息子エパポスと娘ケロッサを産み、この娘とエジプト王テレゴノスが結婚し、孫の代になるとギリシャに子孫が帰ったとのことです。
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