インターネット美術館・世界の名画

【インターネット美術館・世界の名画】
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インターネット美術館資料室400-ab-002

主題名：イサクの犠牲 Le sacrifice d'Isaac

【主題解説】

　イサクの犠牲は、年老いたアブラハムとサラにようやくできた子供イサクを、神の命により生贄に捧げようとする聖書のエピソードです。
　アブラハムは、一人息子のイサクと生贄の羊を連れモリヤ山に登り、そこで祭壇を作り燔祭の準備を行いました。
　しかし、その祭壇の薪に載せられるはずの羊はいなくなっていたので、イサクはすべてを悟り、抵抗せず自ら祭壇の薪に乗りました。
　アブラハムは、神に命じられたとおり、イサクを縛り上げナイフで殺そうとしますが、その時、天使が現れアブラハムの行為を制止し、神の用意した羊を指さしました。
　神様は、「あなたの息子に手をかけてはならない。あなたの尊い息子でさえわたしのために惜しまない。あなたが神を恐れる者であることが分かった」と言って、アブラハムの信仰心の深さを讃え、アブラハムに子孫繫栄を約束してくれました。